上善水の若し
当事務所は台湾経済の成長につれて発展し、社会に対する法律サービスの提供に尽力しているほか、積極的に種々の公益活動を推進し、社会的責任を果たしています。当所は常に、社会に配慮し人々に奉仕する志や情熱を表しており、当所が長期に渡って社会に配慮して行動することで社会に良い影響をもたらせるよう、模範的な役割を継続的に果たせることを願い、ここにわれわれの配慮と情熱を記すこととします。
法律扶助への参加
人民の権益を保障するために、当所の弁護士は積極的に弁護士公会及び法律扶助基金会(Legal Aid Foundation)の法律扶助業務に参加し、法律に関する高度な専門的素養を生かして、実際の行動で、資力の乏しい人々が法律の適当な保護を得られるように協力しています。
- 当所の数名の弁護士は法律扶助基金会の審査委員を担当しており、かつ国内外の公益社会団体、例えば、中華民国仲裁協会、中華民国憲法協会及びアジアドメイン名紛争解決センター(Asian Domain Names Dispute Resolution Center)等の活動に参加しています。
社会責任の推進
社会の進歩を推進し、安心・安全な生活環境を構築するために、当所は法律観念及び知識が社会に行き渡るよう力を尽くしています。当所は、積極的に法律教育及び知識に関する普及活動に参加することを通じ、全力で、法律を知り法律を遵守するという理念を伝え、権利を尊重し道徳や公的秩序を守るという観念を推進しています。これらを通して、生活の中における法律の価値の実現に貢献しています。
- 司法官訓練所司法官修習生の学習計画の実施─2006年から、当所は法務部からの依頼を受けて、司法官修習生の法律実務コースの学習を企画及び実施しており、長年に渡り、参加した修習生は皆、学習の効果が顕著に現れています。
- 「司法院大法官解釈」の英訳─わが国の憲法解釈の成果を国際社会に伝えるために、当所は司法院からの依頼を受けて、「司法院大法官解釈」の英訳に協力しており、人権保障及び民主主義・法の支配の原則の理念を発揚しようとしています。
- 理律文教基金会に協力して実施しているプロジェクト:
理律杯模擬法廷弁論大会─毎年それぞれ台湾及び中国で開催され、台湾及び中国の優勝チームのためにラウンドテーブルセミナーを行い、各校の学生代表において更に討論を実施します。そのうえで、講師や専門家が主題の分析を行い、模擬法廷教育に関して詳細に討論します。
‧理律法律叢書─当所の弁護士は法律サービスの成果や、法律大学院で教鞭を執り法律コースを教授することで蓄積してきた資料を纏め、関連する法律の最新理論や発展の趨勢をも加えて、「理律法律叢書」を編纂して出版しています。
法制業務の企画
法律は社会構成員の行為のよりどころであり、社会秩序を維持する機能も有しています。しかし、法律の規定も社会制度、道徳や倫理等の価値観念とともに発展して行かなければなりません。当所の法律専門業務の特性として、相当な実務経験及び法学理論を蓄積して、国内をリードする国際的法律見解を提出していることから、当所は継続的に、政府機関の招請に応じて台湾の国内法の制定・改正について協力しています。
- 法律研究プロジェクトの実施及び法改正の提案に関する実績
‧ 投資家保護法制の改革の研究─世界銀行評定指標を中心に
‧ 外国ETFの台湾での株式上場に関する法規の適用問題
‧ 文化創意産業(コンテンツ産業)関連法規に関する研修会の実施
‧ 政府調達契約において企業が負う損害賠償責任の研究
‧ 現行の外国人投資審議手続の簡素化
人権保護の実践
人権の普遍的価値を守って人権保護の主張を実践し、憲法及び国際法の意義を実現するために、当所は、積極的に人権教育を推進し、人権保護という重要な任務を果たしています。また、マイルストーンとなるような人権案件のために義務的弁護を行い、新たな権利を獲得するための職務にも携わっています。