ニューズレター
渉外商標権侵害に対する取組み
中国国家行政管理局が2005年3月22日に公布した統計データによれば、2004年の全国各級商工業行政管理機関により調査・処理された渉外商標権侵害案件は5,401件で、2003年に比べて158%増となっている。
調査・処理された渉外商標権侵害案件数の多い省・市は、上から浙江省、福建省、山西省、広東省、北京市となっており、これら上位5つの省・市で全国総数の74.5%を占めている。不法なビジネス価値が100万人民元以上にも及ぶ大きな案件の発生した省・市は、江蘇省、上海市、浙江省、北京市の4つの省・市である。罰金総額の比較的高い省は、浙江省、江蘇省、広東省、福建省であり、これら省の罰金総額はいずれも1000万人民元以上である。移送された、商標権侵害の虞のある犯罪案件が発生した上位5つの省・市は、浙江省、広東省、山西省、福建省、上海市である。