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お知らせ：台湾 電子特許証／登録証交付の開始
お知らせ：台湾 電子特許証／登録証交付の開始
台湾知的財産局（特許庁に相当）は、デジタルサービスの推進及び国際的趨勢を考慮し、2023年1月1日から、特許の電子特許証、及び実用新案・意匠・商標の電子登録証（以下では、「特許証」と「登録証」を総称して「特許(登録)証」という）の交付を開始することを2022年11月16日に発表しました(関連リンクはこちら https://www.tipo.gov.tw/tw/cp-87-915492-121ac-1.html)。
この新制度は2023年1月1日から実施されますので、2023年1月1日よりも前に特許(登録)査定された場合であっても、特許(登録)料納付を2023年1月1日以降に完了させることで、電子特許(登録)証（PDFデータ）の申請が可能です。電子特許(登録)証の交付申請は強制ではなく、出願人は特許(登録)料を納付する際に、特許(登録)証の形式として、電子又は紙のいずれか一方を選択することができます。特許(登録)証の書式及び庁費用は、電子、紙ともに同じです。また、電子特許(登録)証と紙の特許(登録)証の効力も同様です。
電子特許(登録)証を選択した場合は、後日必要に応じて、紙の特許(登録)証の副本の交付を申請することが可能です。紙の特許(登録)証の副本には、部数の制限はありませんが、所定の庁費用（特許・実用新案・意匠は一部につき1,000台湾ドル、商標は一部につき500台湾ドル）が必要となります。紙の特許(登録)証の副本には、原本と区別するための文字が付されます。
一方、紙の特許(登録)証を選択した場合、後日電子特許(登録)証を申請することはできません。
交付される電子特許(登録)証は、台湾知的財産局の公開鍵を用いたデジタル署名がされるとともに、QRcodeが付与されます。台湾知的財産局の電子特許(登録)証検証ウェブサイト（2023年1月1日よりhttps://cert.tipo.gov.tw/certificate/verifyにて利用可能の予定）にて、電子特許(登録)証のPDFデータをアップロードすることにより、その真偽及び最新の権利状態を確認することができます。電子特許(登録)証に付与されたQRcodeをスキャンしてリンクされている前記検証ウェブサイトのURLにアクセスすることによっても、同様な確認が可能です。
なお、従来のとおり、特許(登録)証の滅失、紛失、毀損、劣化、または登録事項の異動（例えば、特許権の存続期間の延長、発明者の変更など）が発生した場合には、特許(登録)証の再交付を申請することができます。この場合も、選択できるのは、電子又は紙のいずれか１つの形式のみです。
ご質問、お気づきの点、ご要望等ございましたら、弊所弁理士の郭家佑（kjy@leeandli.com）又はアソシエイトの施彦豪（yanhaoshih@leeandli.com）までお気軽にお問い合わせください。