ニューズレター
投資型保険商品連結保本型証券投資信託基金の相関規範
行政院金融監督管理委員会（以下、「金管会」という）は、2013年9月12日に「投資型保険商品連結元本確保型證券投資信託基金の関連規範」（「投資型保険商品連結保本型證券投資信託基金相関規範」）を定めた。当該関連規範の重点は、以下のとおりである。
一、 投資型保険商品連結元本確保型證券投資信託基金が満たすべき条件を明確に規定。
(一) 元本確保型証券投資信託基金が投資する固定収益投資標的及びその発行機構又は保証機構が満たすべき条件を明確に規定。
(二) 元本確保型証券投資信託基金が元本確保操作の必要から、定期預金で国内銀行に預ける場合、銀行本店の直近1期のRBC比率は銀行法に規定される基準に合致しなければならない。
(三) 元本確保型証券投資信託基金の存続期間は、少なくとも6年以上でなければならない。
(四) 元本確保型証券投資信託基金の計算通貨は、新台湾元、米ドル、英ポンド、ユーロ、豪ドル、ニュージーランドドル、香港ドル、シンガポールドル、日本円及び人民元に限る。
(五) 元本確保型証券投資信託基金の満期償還時の元本確保比率は、計算通貨元本の100%以上に達していなければならない。
二、 投資型保険商品連結元本確保型證券投資信託基金の情報開示事項を明確に規定。
(一) 保険商品の説明書に開示すべき事項を明確に規定。
(二) 保険会社は、保険加入者に簡易式公開説明書を交付しなければならない。
(三) 保険会社が保険商品説明書及び重要事項告知書において開示すべき関連事項を明確に規定。
(四) 元本確保型証券投資信託基金の取引相手から取得した報酬、費用、ディスカウントなどの各項利益につき、保険会社は受領後、直近一期の保険証券価値通知のなかで、はっきりとした字体で保険加入者に対し実際の費用徴収率及び金額を開示しなければならない。
三、 投資型保険商品連結元本確保型證券投資信託基金の販売関連事項を明確に規定。
(一) 保険会社は、保険加入者のリスク許容度を総合的に評価しなければならない。
(二) 保険会社は、商品審査部門及びその審査事項を確立しなければならない旨明確に規定。
(三) 保険会社が行わなければならないマーケティング・プロセス・コントロールを明確に規定。
(四) 保険会社は、元本確保型証券投資信託基金成立後3営業日以内に、保険加入者に基金関連情報を書面で通知しなければならない旨明確に規定。
四、 保険会社は、本作業規範の内容を内部コントロール及び内部監査項目に盛り込まなければならず、「保険会社内部コントロール及び監査制度実施規則」（「保険業内部控制及稽核制度実施弁法」）の規定により、一般監査及び特別監査を行わなければならない旨明確に規定。